<内容>
スクールバスの転落事故で子供たちを失った親たちに代わって集団訴訟を起こすため、とある小さな町にやってきた敏腕弁護士スティーブンス。始めは警戒されながら、次々と弁護人となる契約を結んでいく。裁判には、事故に遭ったものの一命をとりとめた少女ニコールの証言が必要だったが、彼女は固く口を閉ざしていた。やがて、事件の真相とともに、複雑な人間関係や秘密が明らかになっていく…。
<見どころ>
ベスト・セラー作家ラッセル・バンクスの『この世を離れて』を、童話『ハメルンの笛吹き』になぞらえて、“喪失”をテーマに描いた作品。「エキゾチカ」で注目を集めたカナダの映画作家アトム・エゴヤンに見事カンヌ映画祭グランプリをもたらした秀作。小さな町に起きてしまった大きな“喪失”による心の傷と苦悩を、静かに神秘的に描きだしていく。“スウィート・ヒアアフター”とは、「穏やかなその後」という意味。大きな悲しみを乗り越えたその後の「穏やかなその後」が深い感動をもたらす。音楽は、数々の作品でエゴヤンとコンビを組んでいるマイケル・ダンナ。
<受賞歴>
1997年カンヌ国際映画祭グランプリ