<内容>
17歳のアイルランドの少女フェリシアは、連絡を絶った恋人を追ってイギリス、バーミンガムにやってくる。唯一彼から勤め先だと聞いていた芝刈機の工場を探し歩くが、一向に見つからない。途方に暮れる彼女に、中年男ヒルディッチが声をかけてきた。ケータリング会社の支配人である彼は大きな邸宅に一人で暮らしている。一見親切そうな彼だったが、実はひとり旅の少女を次々と殺す殺人鬼だった…。
<見どころ>
「スウィート・ヒアアフター」で世界的な成功を収めたアトム・エゴヤン監督作品。人を疑うことを知らない無垢な少女と、愛を求める孤独な殺人鬼の出会いを描いた美しいサスペンス。少女の淡い恋と過酷な現実、男の孤独な過去をフラッシュバックで挿入し、単なる連続殺人のサスペンス映画に陥ることなく、人間の内にある深い孤独や悲しみを描いていく。現代版、『美女と野獣』とも言える、美しい癒しの寓話。ケルト・ミュージック風、60年代ポップス風、サスペンス調など、随所に挿入される多彩な音楽を手掛けたのは、エゴヤン作品の常連マイケル・ダンナ。
<受賞歴>