<内容>
ポルトのドウロ河流域のアブラハム渓谷。富裕な医師カルロスは、片足を引きずる14歳の少女エマと出会い、その美しさに魅了される。周囲の男たちを虜にするエマの美しさを案じた家族は、妻を亡くしたばかりのカルロスとの縁談を進める。しかし、自由な精神を持った聡明なエマは、凡庸なカルロスへの愛情はなかった。やがて、彼女は男たちとの奔放な肉体関係と浪費に身を委せるようになっていく…。
<見どころ>
ポルトガルの巨匠マノエル・デ・オリヴェイラが、フロベールの名作小説『ボヴァリー夫人』を基にした官能の愛の物語。オリヴェイラ監督の故郷である風光明媚なポルトを舞台に、一人の女性の生きざまを静かに、しかし力強く描き切る。サイレント映画時代から21世紀まで活躍する驚異的な巨匠の傑作。
<受賞歴>
1993年 カンヌ国際映画祭監督週間25周年記念特別招待/1993年 東京国際映画祭最優秀芸術貢献賞