<内容>
ベスパに乗ってローマの街をさまようモレッティ。途中あこがれのジェニファー・ビールスに遭遇。まくしたてて困惑させてしまう。次はテレビ中毒になってしまった友人とのシチリアの島々への珍道中。最後は、突然の皮膚のかゆみに右往左往した経験。医者を転々とするが、一向に病状は回復しない。遂には、癌と宣告されてしまう…。
<見どころ>
モレッティ自身が主人公になり、全3章からなる映像日記。のびのびと綴られた映像は、楽しく、さわやかで、少しほろ苦い。撮影は名匠ジュゼッペ・ランチ。“ミケーレ”というキャラクターを描き続けていたモレッティは、本作でその彼の分身と完全に決別した。モレッティの分岐点とも言える傑作。
<受賞歴>
1994年 カンヌ国際映画祭 監督賞