渇望

<内容>
1946年の夏。バーゼルのホテルの一室で目覚めたルート。夫バッティルの眠る姿を眺めながら、若き日の情事を回想していた。妻子ある軍人ラウールとの不倫。その果ての妊娠・堕胎に酷く傷つけられたことに涙し、その口惜しい感情をバッティルにぶつけ、ストックホルムへ出発を急かした。夫婦不和の原因でもあるバッティルの昔の恋人ヴィオーラの存在も、彼女の心をざわめかせる。ふたりの倦怠をよそに、ストックホルム行きの列車は走り続ける。

<見どころ>
それぞれ過去を持つ男女の、エゴ剥き出しの責め合いというベルイマン好みの構図が顕著に表れた最初の作品。作中の“男と女は永遠に隔てられる/涙と誤解の海によって”という物語を象徴するセリフと、それでも互いを求め合う人間の常が印象的。

<受賞歴>

□原題/英語題
Törst/Thirst

□製作年
1949

□製作国
スウェーデン

□上映時間
83

□監督
イングマール・ベルイマン

□出演
エーヴァ・ヘニング,ビルイェル・マルムステーン,ビルギット・テーングロート,ミミ・ネルソン
□音声
モノラル

□フォーマット
スタンダード

□カラー
モノクロ

□言語
スウェーデン語