ぼくのプレミア・ライフ

<内容>
教師のポール(コリン・ファース)は幼い頃からイギリス、プレミア・リーグのサッカークラブ“アーセナル”の筋金入りのサポーター。新任教師サラと恋に落ちるが、ポールの最優先テーマは相変わらずアーセナルだった。1989年、長年不振にあえいでいたアーセナルが18年振りに優勝するチャンスが訪れる。優勝争い、そして恋の行方は?

<見どころ>
イギリスのベストセラー作家、ニック・ホーンビィの同名小説を映画化。1957年英国生まれのニック・ホーンビィは自身もアーセナルの熱狂的なサポーター。自伝的色彩の濃い処女長編小説が初の映画化であり、本人自ら脚色する熱の入れようである。

サッカークラブ「アーセナル」がどういう存在かを知ると、本作はもっと面白く見ることができる。この映画の舞台1989年以前まで、アーセナルはいわゆる古豪扱いされており「弱い、つまらない」というチームだったのが、まさにこの「ぼくのプレミア・ライフ」の年、快進撃を続け、 20年以上ぶりに劇的なリーグ優勝を遂げている。

2003-2004シーズンを最後にリーグ優勝から遠ざかり、2006年も低迷。2006年夏、約 60,000人収容可能なエミレーツ・スタジアムを披露するも、シーズンの成績も手伝い、水曜夜のチャンピオンズリーグなどは、空席が目立つ日もあるほどだった。2005-2006シーズンのチャンピオンズリーグでは、内弁慶と揶揄されていたのがウソのように決勝まで勝ち進んだ。決勝戦ではロナウジーニョ率いるバルセロナに優勝をさらわれてしまったが、ファンペルシー、セスク・ファブレガス、アデバヨールらを中心とした若手選手を起用し、まさに過渡期にあることを証明してみせた。2007年もスター選手アンリの移籍なども感じさせない強さで上位を維持している。

本作にも登場する旧ハイバリー・スタジアムは2006年5月、最後のホームゲームを迎えた。この試合では、来場者全員に"I was there"と書かれたTシャツを配り、スタジアム中が赤と白に染まった。対戦相手チームカラーの青の Tシャツ"I was there"も用意し、全員に配るという粋な演出も話題となった。
旧スタジアム跡には高級マンションの建設が予定されているが、ピッチをそのまま生かしたマンションの庭には、なんと一部のアーセナルファンの遺灰が埋葬されているとか。

ちなみに、アーセナルのファンはスタジアムの立地もあり、労働者階級が多いと言われているが、エリザベス二世がアーセナルのファンというのはイギリス国内では有名な話。

<受賞歴>

□原題/英語題
Fever Pitch/

□製作年
1997

□製作国
イギリス

□上映時間
105

□監督
デヴィッド・エヴァンス

□出演
コリン・ファース,ルース・ジェメル,ルーク・エイクマン,ニール・ピアソン
□音声
ステレオ

□フォーマット
ビスタ

□カラー
カラー

□言語
英語