<内容>
作家のダヴィッド、娘のカーリン、彼女の夫で医者のマッティン、カーリンの弟ミーヌスの家族が楽しそうに別荘で過ごしている。姉弟が出かけている時、マッティンはダヴィッドに、今のカーリンは小康状態だが、彼女の精神病は悲観的な結末を迎えると伝える。夜、寝付けないカーリンは、書斎で父親の日記を見つける。そこには「娘の精神が分裂していく様を記録したい」と書かれていた。ダヴィッドと共に町へ出かけたマッティンは、日記の件でダヴィッドの冷酷さを責める。一方、ミーヌスとラテン語の勉強をしていたカーリンは、自分の中に悪魔が入ってくるのだと打ち明け、外へ飛び出す。追いかけるミーヌスは、降りしきる雨の中、廃船で雨をしのぐカーリンを見つけるが…。
<見どころ>
2年後の「冬の光」「沈黙」の両作と共に『神の沈黙』3部作を形成している作品。スヴェン・ニクヴィストのモノクロ映像が神秘的で美しい。また、ベルイマンは本作でバルト海に浮かぶフォール島と出会い、のちに定住の場としている。
<受賞歴>
1961年度 アカデミー賞 外国語映画賞
1962年 ベルリン国際映画祭 国際カトリック映画事務局賞