<内容>
とある夏の午後。新妻アンと昼寝に興じていた弁護士フレードリックは、寝言で旧知の愛人デジレーの名を呼んでしまう。しかし彼は歳の離れたおさな妻アンを愛するがあまり、彼女に触れられずにいるのだ。大切にされながらもアンは何処か満たされない。デジレーの出現もさることながら、先妻との間の息子ヘンリックが気にかかるのだった。一方、デジレーは愛する者の獲得のため、フレードリック、アン、ヘンリック、そしてデジレーの現愛人のマルコム伯爵とその妻を、晩餐に招待する。この長い白夜が明けたのち、微笑むのは一体誰なのか?
<見どころ>
四組の恋人たちを混ぜ合わせて並べ直すという数学的操作と、登場人物それぞれが抱える物語のバランスと軽妙さが心地よい、ベルイマン喜劇の傑作。白陶のようなモノクロ映像は、女性たちの美しさをより際立たせている。
<受賞歴>
1956年 カンヌ国際映画祭 詩的ユーモア賞