<内容>
暗い森をかきわけ、ひた走る馬車。陰気な魔術師ヴォーグレル、男装をしアマンと名乗る彼の妻マンダ、魔女然とした彼の祖母、口上師テューバル、そして従者シムソン。このような魔術一座の旅の折、アル中で行き倒れ同然のスペーゲルという男を拾った。一行がストックホルムに辿り着くと、検閲によって領事館へ連行される。一行を怪しんだ領事エーゲルマン、警察署長スタルベック、医師ヴェルゲールスは、翌朝に魔術を披露することを命ずるのだが。
<見どころ>
幻想的な妖しさと喜劇的な猥雑さ、その混沌が味わえるベルイマン中期の代表的な1本。原題の直訳は“顔”であるが、邦題は米国公開時タイトル「魔術師」を採用している。
<受賞歴>
1959年 ヴェネチア国際映画祭審査員特別賞、イタリア批評家賞