<内容>
ある八年制高校の朝。生徒たちの礼拝風景を見下ろす教師は、狡猾で意地が悪く、生徒から暴虐なローマ皇帝の名を取って“カリギュラ”と呼ばれている。授業中“カリギュラ”から理不尽な注意を受けた生徒ヤン・エーリックは、友人とカフェで“学校から解放されること”を夢想していた。その帰り道、酔っぱらった雑貨屋の店員ベッタに遭遇し、アパートまで送る。だが彼女は何かに怯えていた。
<見どころ>
当時、助監督兼脚本家であったベルイマンの、自作脚本の映画化第1作目。そして世界にスウェーデン映画の芸術的復興を印象づけた先駆的作品でもある。教師と生徒の対立を、学校という特殊な閉鎖感の中に浮かびあがらせる構成と、悪しき人物“カリギュラ”のキャラクターは見事。監督は、「令嬢ジュリー」のアルフ・シェーベルイ。
<受賞歴>