<内容>
ドイツ湖畔にある寄宿舎、イリゲンシュタット館に暮らすヴァンサンは、仲間と共に霧の立ちこめる湖の対岸に建つ古城へと冒険に出る。だが、城の番犬に追われ、仲間たちはヴァンサンを置き去りにして逃げ帰ってしまった。城に忍び込んだヴァンサンは、マリアンヌという名の娘と出会う。彼女の美しさに魅せられてしまうヴァンサンだったが、城の老主人と屈強な番人に捕らえられ、寄宿舎へと送り返される。以来、マリアンヌの面影が心から離れないヴァンサンの元へ、助けを求めるマリアンヌからの手紙が届く…。
<見どころ>
「望郷」のジュリアン・デュヴィヴィエが、ペーター・ド・メンデルスゾーンの小説「痛ましきアルカディア」を自ら監督・脚色した耽美的な青春映画。撮影では、バヴァリア地方に残るリヒャルト・ワーグナーにゆかりのある屋敷をイリゲンシュタット館のロケに使用するなど、幻想的な情景を創り出している。なお、本作はマリアンヌ、リーズ役以外のキャストを替えてドイツ語版も制作されている。ヴァンサン青年は、本作(フランス語版)ではピエール・ヴァネックが演じているが、ドイツ語版ではホルスト・ブッフホルツが務めている。
<受賞歴>