<内容>
孤児となったアルバートは、母親の親友のハリエットに引き取られることになった。だが、サーカス団で育った夢見がちなアルバートとキャリアウーマンのハリエットの共同生活はうまく行くはずもない。アルバートが心を開いているのは、空想の世界に住むフランス人の大男ボーガスだけだった。ハリエットもまた心の壁を作り、素直に愛情を示せずにいた。ある日ついにアルバートは家を飛び出しサーカス団へと向かうが…。
母を亡くした少年が、心の友ボーガスとの友情を通じて成長する。天才子役ハーレイ・ジョエル・オスメント、ウーピー・ゴールドバーグ、ジェラール・ドパルデュー共演によるヒューマンドラマ。
<見どころ>
米仏のスター競演、監督は「夜の大捜査線」のノーマン・ジュイソン、脚本は「ジュリア」「普通の人々」のアルヴィン・サージェントというオスカー受賞者、タイトル・デザインはカイル・クーパーと、贅沢なつくり。オープニングのサーカス・シークエンスから、ファンタジーの世界に心奪われる。
シナトラも歌った“Me and My Shadow”や、フレッド&アステアのミュージカル「コンチネンタル」から“The Continental”、「バンド・ワゴン」から“Dancing in the Dark”など、スタンダードの名曲がふんだんに使われ、バリバリ働いているハリエットが密かに抱いているロマンティックな世界への憧れを表現している。
また、フェデリコ・フェリーニの「ジンジャーとフレッド」や、ヘンリー・コスター監督、ジェームズ・スチュワート主演の「ハーヴェイ」が引用されているのも、心憎い。(「ハーヴェイ」は、スチュワート演ずる中年男と、彼の心の友である大ウサギ・ハーヴェイを巡って起こるハートウォーミング・コメディである)
<受賞歴>