<内容>
パリ、セーヌ川にかかるポンヌフ橋で暮らしている、孤独な大道芸人アレックス(ドニ・ラヴァン)。ある日、彼は自分の寝床に女性が眠り込んでいるのを見つける。彼女は不治の眼の病を負った画学生ミシェル(ジュリエット・ビノシュ)。初恋の相手に去られ、絶望から放浪生活を始めたのだった。路上生活を続けるうちに、二人の心は通い合う。そんなある日、アレックスは、眼の治療法が見つかったと呼びかける、ミシェルのポスターを見つける。彼女が去ることを恐れたアレックスは、次々とポスターを焼き尽くしていく…。
<見どころ>
「ボーイ・ミーツ・ガール」「汚れた血」で脚光を浴びたレオス・カラックス監督による愛の物語。当初パリで最も古く美しいと言われるポンヌフ橋で撮影する予定だったが、撮影延期のため許可が切れてしまった。そこで、忠実なセットを巨額を投じて建設、資金難に見舞われながらも3年の歳月をかけて完成させた。当時カラックスの恋人であったジュリエット・ビノシュと、「ボーイ・ミーツ・ガール」「汚れた血」でも主演を演じたドニ・ラヴァンが、純粋な恋人たちを熱演。ミシェルの親友マリオン役で、ビノシュの実妹で写真家のマリオン・スタランスが出演している。リタ・ミツコの『恋人たち』やデヴィッド・ボウイらの音楽が、物語に彩りを添える。
<受賞歴>
1992年ヨーロッパ映画賞
主演女優賞(ジュリエット・ビノシュ)、撮影賞・編集賞受賞