特集

新世紀ドイツ映画特集

「善き人のためのソナタ」「ヒトラーの贋札」の2年連続アカデミー賞外国語映画賞受賞をはじめ、世界各国で高く評価され、注目を集める21世紀のドイツ映画。
東ドイツ時代の監視国家の実像を描いた傑作「善き人のためのソナタ」をはじめ、人気俳優ダニエル・ブリュール主演の「青い棘」「ベルリン、僕らの革命」など、5作品をお届けします。
「新世紀ドイツ映画特集」の放送日は10月18日(土)です。

「ベルリン、僕らの革命」
(c)DIRK PLAMBOECK (c)INGO KNIEST (c)AMELIE LOSIER

「es [エス]」
(2001/ドイツ/監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル)
放送日:10月3,5,9,14,18,22,27,31日

「ベルリン、僕らの革命」
(2004/ドイツ=オーストリア/監督:ハンス・ワインガルトナー)
放送日:10月14,18,22,27,31日

「青い棘」
(2004/ドイツ/監督:アヒム・フォン・ボリエス)
放送日:10月18,20,23,28,30日

「善き人のためのソナタ」
(2006/ドイツ/監督:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク)
放送日:10月18,21,26,30日

「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々」
(2005/ドイツ/監督:マルク・ローテムント)
放送日:10月18,22,28日

 

ジャック・タチ特集

フランス映画俳優、監督として、今なお愛されるジャック・タチ。今年、生誕100年を記念して“ユロ氏”を主人公にした代表作「ぼくの伯父さん」シリーズをはじめ、初期の「左側に気をつけろ」「郵便配達の学校」などの短編を含む全7作品を放送します。
「ジャック・タチ特集」の放送日は10月13日(月)です。

「ぼくの伯父さん」
(c)Les Films de Mon Oncle

「ぼくの伯父さん」
(c)Les Films de Mon Oncle

「プレイタイム」
(c)Les Films de Mon Oncle

「左側に気をつけろ」 
(1936/フランス/監督:ルネ・クレマン)
放送日:10月13,17,18,21,29日

「郵便配達の学校」
(1947/フランス/監督:ジャック・タチ)
放送日:10月13,17,19,21,29日

「のんき大将<カラー版>」
(1949/フランス/監督:ジャック・タチ)
放送日:10月13,17,19,21,29日

「ぼくの伯父さんの休暇」
(1953/フランス/監督:ジャック・タチ)
放送日:10月12,13,18,22,30日

「ぼくの伯父さん」
(1958/フランス/監督:ジャック・タチ)
放送日:10月12,13,18,22,30日

「プレイタイム<新世紀修復版>」
(1967/フランス/監督:ジャック・タチ)
放送日:10月13,16,22,25,31日日

「ぼくの伯父さんの授業」
(1967/フランス/監督:ニコラス・リボフスキー)
放送日:10月13,17,22,26,31日

ジャック・タチ

1908年10月、パリ郊外のセーヌ=エ=オワーズ県ペック生まれ。本名はジャック・タチシェフ。家業である額縁職人の見習いをしつつもラグビーとパントマイムに熱中していた。やがてパリのミュージック・ホールで脚光を浴び、芸名をジャック・タチとする。
1936年、ルネ・クレマン監督の「左側に気をつけろ」に脚本・主演で参加。戦後、クロード・オータン=ララ監督の「乙女の星」(45)「肉体の悪魔」(46)に出演し注目される。1947年、監督第一作となる短編「郵便配達の学校」を完成させ、続いて郵便配達のキャラクターを発展させた「のんき大将脱線の巻」(49)で長編監督デビュー。“フランスのチャップリン”の登場として絶賛され、ヴェネチア映画祭脚本賞、フランス・シネマ賞を受賞。本作は、タチの没後、「のんき大将<カラー版>」として復元された。 1953年の「ぼくの伯父さんの休暇」では、独創的なキャラクター“ユロ氏”を創造し、カンヌ映画祭国際批評家連盟賞、ルイ・デリュック賞に輝く。続く、「ぼくの伯父さん」(58)でもカンヌ映画祭審査員特別賞、アカデミー賞外国語映画賞を受賞し、国際的名声を確立。’67年には、膨大な製作費をかけた70ミリの超大作「プレイタイム<新世紀復元版>」を公開するも興行的に惨敗、破産へと追い込まれる。本作の撮影中断時に同じセットを使い、短編「ぼくの伯父さんの授業」(67)も製作された。
1971年に“ユロ氏”の最後の登場となる「トラフィック」(洋画★シネフィル・イマジカでの上映タイトル「ぼくの伯父さんの交通大戦争/トラフィック」を、’74年にはスウェーデンのテレビ局製作による「パラード」を発表。1982年11月4日肺血栓にて逝去。

 

ジョン・アーヴィング原作特集

現代アメリカ文学を代表する作家ジョン・アーヴィング原作の映画を特集します。
ホテルを経営する一家の波乱に満ちた人生を描いたトニー・リチャードソン監督作「ホテル・ニューハンプシャー」、感動作『オウエンのために祈りを』を原案にした友情物語「サイモン・バーチ」、アーヴィング自らが脚色し、アカデミー賞脚色賞を受賞した「サイダーハウス・ルール」、自伝的要素が反映された『未亡人の一年』の映画化「ドア・イン・ザ・フロア」の4作品をお届けします。
「ジョン・アーヴィング原作特集」の放送日は10月9日(木)です。

「ドア・イン・ザ・フロア」
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「ホテル・ニューハンプシャー」
(1984/アメリカ/監督:トニー・リチャードソン)
放送日:10月6,,12,15,20,24,28日

「サイモン・バーチ」
(1998/アメリカ/監督:マーク・スティーヴン・ジョンソン)
放送日:10月,11,15,19,21,27日

「サイダーハウス・ルール」
(1999/アメリカ/監督:ラッセ・ハルストレム)
放送日:10月5,,11,14,20,26日

「ドア・イン・ザ・フロア」
(2004/アメリカ/監督:トッド・ウィリアムズ)
放送日:10月1,5,,15,17,20,24,29日

 

キム・ギドク監督特集1

オダギリ ジョー主演の最新作「悲夢(原題)」の公開が待たれる韓国の天才監督キム・ギドクを2ヶ月にわたって特集。
デビュー作 「鰐〜ワニ〜」から昨年3月に公開された最新作「絶対の愛」まで、キム・ギドク監督のキャリアを網羅した8作品を放送します。
10月は、世界中に衝撃を与えた暴力的ラブストーリー「悪い男」をはじめとする4作品をお送りします。
「キム・ギドク監督特集1」の放送日は10月16日(木)です。

「受取人不明」

「悪い男」
(c)2002 By Tube Entertainment All Rights Reserved

「受取人不明」
(2001/韓国)
放送日:10月16,19,25,29日

「悪い男」
(2002/韓国)
放送日:10月11,16,21,26,31日

「コースト・ガード」
(2002/韓国)
放送日:10月10,16,22,26,31日

「うつせみ」
(2004/韓国)
放送日:10月1,8,12,16,24日

キム・ギドク監督

1960年12月、慶尚北道の奉化(ポンファ)郡生まれ。17歳から工場で働き始め、20歳で海兵隊に志願、5年間を軍隊で過ごす。1990年、絵画の勉強のため、渡仏。帰国後、脚本執筆に没頭し、’93年に発表したシナリオ『画家と死刑囚』でシナリオ作家協会の創作大賞を受賞。
1996年、低予算映画「鰐〜ワニ〜」で監督デビュー。2000年の「魚と寝る女」、’01年の「受取人不明」がヴェネチア映画祭に正式出品され、ヨーロッパを中心に海外での評価が高まっていく。2002年の「悪い男」はソウルだけで30万人を動員する異例のヒットを記録したほか、ベルリン国際映画祭に正式出品された。同年、「悪い男」に触発されたチャン・ドンゴンが自ら出演を希望した「コースト・ガード」を撮影。2003年の「春夏秋冬そして春」は、韓国映画界最高の栄誉“大鐘賞”“青龍賞”の最優秀作品賞を受賞。全米では韓国映画史上最大のヒットを飛ばし、フランス、ドイツでも大ヒットを記録する。2004年には「サマリア」でベルリン映画祭銀熊賞(監督賞)、「うつせみ」でヴェネチア映画祭銀獅子賞(監督賞)を受賞。世界が認める天才監督として、国際的名声を確立した。
その後も、「弓」(05)「絶対の愛」(06)「ブレス」(07)と年1本のハイペースで新作を発表。新作が公開されるたびに熱狂的ファンを増やし続けている。公開待機作は、オダギリ ジョー主演のラブストーリー「悲夢(原題)」。

 

アル・パチーノ特集

ハリウッドきっての演技派俳優、アル・パチーノの初期作品を特集。記念すべき映画デビュー作「ナタリーの朝」、シドニー・ルメット監督とのコンビによるアメリカン・ニューシネマの傑作「狼たちの午後」「セルピコ」の3作品をお送りします。
「アル・パチーノ特集」の放送日は10月19日(日)です。

「セルピコ」
TM & (c)Warner Bros.Entertainment Inc.

「ナタリーの朝」
(1969/アメリカ/監督:フレッド・コー)
放送日:10月19,20,23,28,29日

「セルピコ」
(1973/アメリカ/監督:シドニー・ルメット)
放送日:10月13,14,19,22,25,29日

「狼たちの午後」
(1975/アメリカ/監督:シドニー・ルメット)
放送日:10月19,21,25,30日

 

クシシュトフ・キェシロフスキ監督特集4

その詩的で神秘的な映像世界で、映画ファンのみならず錚々たる映画作家たちからも賞賛を集め続けるポーランドの巨匠、クシシュトフ・キェシロフスキの全長編映画、TVシリーズ「デカローグ」など21本を6ヶ月にわたって特集します。10月は、現代ポーランドを舞台にキリスト教の十戒を映画化した、全10話からなるTVシリーズ「デカローグ」の第6話から第10話までを放送します。
「クシシュトフ・キェシロフスキ監督特集4」の放送日は10月23日(木)です。

「デカローグ 第6話:ある愛に関する物語」
(c)1988 Telewizja Polska S.A.

「デカローグ 第8話:ある過去に関する物語」
(c)1988 Telewizja Polska S.A.

「デカローグ 第10話:ある希望に関する物語」
(c)1988 Telewizja Polska S.A.

デカローグ 第6話:ある愛に関する物語
(1988/ポーランド)
放送日:10月23,24,31日

デカローグ 第7話:ある告白に関する物語
(1988/ポーランド)
放送日:10月23,25,31日

デカローグ 第8話:ある過去に関する物語
(1988/ポーランド)
放送日:10月23,26,31日

デカローグ 第9話:ある孤独に関する物語
(1988/ポーランド)
放送日:10月23,27,31日

デカローグ 第10話:ある希望に関する物語
(1988/ポーランド)
放送日:10月23,28,31日

クシシュトフ・キェシロフスキ監督

1941年6月、ポーランド・ワルシャワ生まれ。1962年ウッチ国立大学監督科に入学し、記録映画を学ぶ。1970年代は多くの優れたドキュメンタリー作品を精力的に製作し、76年に劇場用長編第一作「傷跡」を発表、ドキュメンタリーと劇映画の融合した作品として高い評価を受ける。1979年には、8ミリカメラを手に入れた工場労働者が映画の世界に取り憑かれる「アマチュア」を発表、モスクワ国際映画祭で金賞(グランプリ)を受賞し、その名を世界に知らしめることとなった。1981年には、ひとりの青年を巡る運命を三つのエピソードに分けて綴った「偶然」を発表。翌82年に作家のクシシュトフ・ピェシェヴィチと出会い、脚本の共同執筆を開始。その第一作として「終わりなし」(84)を完成させる。
1987年、ピェシェヴィチの発案でモーゼの《十戒》をテーマにした全10話からなるTVシリーズ「デカローグ」に着手。その第5、6話を劇場公開用に再編集した「殺人に関する短いフィルム」(87)「愛に関する短いフィルム」(88)は、カンヌ国際映画祭をはじめ世界中の映画祭で大絶賛された。1991年、初の外国資本での映画製作となるフランス合作の「ふたりのベロニカ」を発表、世界的ヒットにより、巨匠の名を不動のものとする。93〜94年にかけては、フランス、ポーランド、スイスを舞台に製作された「トリコロール/青の愛」ほか「トリコロール」三部作を発表。ヴェネチア、ベルリン、カンヌなど各国際映画祭に連続して出品し、絶賛の嵐を巻き起こす。キェシロフスキは「トリコロール」を最後にいったんは映画監督の引退を表明するが、95年には復帰宣言し、ダンテの「神曲」に基づいた「地獄篇」「地上篇」「天上篇」三部作の脚本に取りかかる。世界中でその新作が待たれる中、1996年3月13日、持病の心臓病が悪化し、突然の心臓発作で54歳の生涯を終えた。
2002年、遺稿となった「天上篇」を「ラン・ローラ・ラン」のトム・ティクヴァ監督が「ヘヴン」として映画化。2005年には、ピェシェヴィチが完成させた「地獄篇」を「ノー・マンズ・ランド」のダニス・ダノヴィッチ監督が「美しき運命の傷痕」として映画化した。